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コラム

マッチレビュー:ポーランドvsイングランド

  • 2012.10.18 Thu 23:17
こんにちは、皐月です。
今日は初めてマッチレビューなんか書いてみようと思います!
振り返る試合はもちろん、W杯欧州予選ポーランド対イングランドです。


W杯欧州予選グループH
ポーランド10-11イングランド
1-0
グリク 70'31' ルーニー


総評
 ポーランドは明らかにイングランドよりは選手の質も層も劣る、格下の相手です。こういったチームのレベルに差がある試合では、強い方が攻め立て、弱い方は耐えて耐えて一瞬のカウンターを狙うという構図になるのが一般的です。つまりイングランドは主導権を握ってしかるべきで、引いた相手をどう崩すかに最も注力するはずの試合でした。
 しかし蓋を開けてみれば考えなしのロングボールと凝り固まった攻撃パターンで、まるで何も考えてこなかったかのような戦い方。ホジソンが一体何をしてきたのか、何がしたいのか問わずにはいられない内容でした。
 いったい何がどう悪かったのか、いくつかポイントを挙げて考えてみました。


POINT1:攻撃アイディアの乏しさ
 この試合、ポーランドが美しすぎるカウンターをいく度となく展開していた一方で、イングランドは流れの中で相手を崩すシーンが皆無でした。特に前半はボールを奪ってすぐにワントップのデフォーに放り込み相手にクリアされる場面が何度もありました。また相手を押し込んでもそこから崩すアイディアがなく、明らかに攻撃に停滞感が漂っていました。

 これらの問題点は「ワントップ、デフォー」「消極的なマンUの二人」です。

 デフォーはご存知の通り身長170cmの小柄なストライカーです。彼はスピードとクイックネスに優れ、体格の割に当たり負けしないフィジカルも持っていますが、その能力が最も活きるのはカウンター。正確かつ射程距離の長いシュートもDFの壁が無いからこその決定力です。そんなスペースを活かす選手をワントップで基準点にし、ロングボールを放り込むなんてはっきり言って意味が分かりません。ましてや相手のCBは190cmのグリクと186cmのヴァシレフスキですから、空中戦でデフォーの敵うわけがない。
 じゃぁサイドの選手が頑張ってカバーすればいいじゃんと思うんですが、この試合のサイドを務める一人はクレバリーでした。クレバリーは本来サイドではなく中央の選手。デフォーの後ろでプレーしていたルーニーがチェンバレンと交代してクレバリーが真ん中に入るまで、ずーっと何をしていいかわからずカウンターにビクビクしているだけでした。これを空気と呼ばず何と呼びましょう。

 また相手を押し込んでも無茶な縦パスですぐに相手にボールを渡してしまっています。FWのデフォーは積極的に裏を取る動きをする選手じゃないですから、がっちりと固められた守備ブロックは一向に崩れない。たまにルーニーやジェラードがワンタッチで違いを作るも、シュートまでいくことはありませんでした。でもこの問題の一番の原因はデフォーじゃありません。
 それは中盤の底でジェラードと並んでいたキャリックです。キャリックこそ正にクレバリー以上に空気でした。中盤の底でパスを引き出す動きも中途半端で、ジェラードが攻め上がる以外にもロングパスでチャンスを作っていたのに対し、ただ後ろや良くて横にパスを散らすことしかしていません。もちろん相手を押し込んだ時も自分から動いて違いを作り出すなんてのは皆無でした。
 さらにはいつカウンターが来るかと恐る恐るプレーするクレバリーも戦犯の一人です。さらにさらに言うならば、クレバリーがおどおどプレーするからA・コールも上がれない左サイドが沈黙していたことも大きな要因です。


POINT2:無様に引き裂かれたDF陣
 試合を見ていた人は何度ポーランドの攻撃に肝を冷やしたでしょうか。ピシュチェクが見事なダイアゴナルランで文字通り守備網を引き裂いたかと思えば、レヴァンドフスキにはあわやGKと1対1の場面を作られそうになるなど、この試合ひとときも心休まる時間がありませんでした。
 ではなぜこんなにも危ない局面に陥ったのでしょうか。もちろんポーランドの攻撃陣のフリーランの質は、とてもEUROで予選敗退したチームのそれではない素晴らしいものでした。しかしそれ以上に、イングランドの守備に対する意識がお粗末なものだったというのが現実です。

 ここで押さえておきたいのは、POINT1で指摘した「攻撃アイディアの無さ」と、ホジソンが目指す「守備ブロックありきの守り方」です。

 攻撃時に相手を押し込む所まではいい。でも上述のようにそこから進めないから、いつかボールを取られてしまいます。そしてそこからイングランドの選手たちは何をしていたかと言うと、ホジソンに求められているソリッドな守備ブロックを作るのに必死になり、ボールを持つポーランドの選手にほとんどプレスを掛けないんです。
 するとポーランドは中盤でやすやすとボールを前に運び、司令塔のオブラニアクまで一気に渡ります。それに合わせてレヴァンドフスキはDFを引き連れスペースを作り、空いたスペースにブラシュチコフスキら2列目が次々と飛び込んで来たのです。
 そしてここで仇となったのが、テリー引退で急遽コンビを汲んだジャギエルカレスコットの、他のDF陣との連携の拙さでした。ジャギエルカとレスコットはユース代表時代から関係があり、目立った連携ミスは少なかったです。しかし彼らとA・コールやジョンソンの間ではそうは行かなかった。ジャギエルカとジョンソンレスコットとA・コールはそれぞれ全く互いに連携が取れておらず、攻め上がっていたSBの裏のスペースを上手くカバーリング出来ていませんでした。結局、そこを何度も突かれたのです。


POINT3:理解し難い交代策
 この試合でホジソン監督が行った交代は二つ。
67分 デフォー⇒ウェルベック
73分 ルーニー⇒チェンバレン

 1つ目はまだ分かります。デフォーよりも駆け引きができて、PA付近で動き回るウェルベック。ルーニーとのコンビネーションも期待できます。しかもこの試合ではFWとして入った時のルーニーのように降りてきてパスを引き出すポストプレーも披露。攻撃の潤滑油となりだいぶ崩しの形もできました。また後半に入ってからは無暗なロングボールもなくなり、自陣で奪ってから走っているミルナーにボールを出し、上手くDFの裏を取ったウェルベックに絶妙なスルーパスを出してあわやGKと1対1というシーンもありました。
 しかし理解しがたいのが2つ目の交代です。なぜチェンバレンを入れるのに、サイドでもがくだけのクレバリーではなく、デフォーが基準になれない分基点になっていたルーニーを下げたのでしょうか。こればかりは理解できません。


まとめ
 こうやって見てみると、POINT1の攻撃の拙さが、相手にPOINT2の守備のほころびを突かせる機会を与えていたということが分かります。
 今日のような相手にきちんと勝ち切り、他の強国と渡り合うためにはこの悪循環を断ち切らなければいけません。ホジソンの好むサッカーは守備ブロックを整えるところから始まります。恐らく改善に着手するのもまずは守備でしょう。しかし、テリーの代表引退によってCBの質が低下し、守備の要のパーカーもケガで離脱中で守備から始めるにも十分な駒が足りていない状況。その不安定なチーム状況を表すように、ウクライナやポーランド相手になんとか引き分けるのが最近のイングランド。果たしてホジソンはここからどうやってチーム作りを進めていくのでしょうか。何よりも攻撃の形が全く見えてこないのが最大の不安点です。W杯までの2年間も、代表という単位で考えると長くはありません。イングランド代表の運命やいかに。。。


-雑感-
 サン・マリノ戦も見ての感想ですが、まずクレバリーはまだA代表で先発を張れる実力に達していないと感じました。ひいき目なしに、シェルヴィの方が違いが作り出せる選手だと思います。
 あとジェラードも中盤の"底"ではなく、完全守備的なMFと組ませてもう少し前でプレーさせた方がダイナミズムが活きると思います。

カテゴリ:コラム

COMMENT

更新お疲れ様です
自分はこの試合を見てなかったんですが、まだまだいまいちな戦いのようですねイングランドは。
シェルヴェイはサンマリノ戦のプレーを見て、非常に活躍していたの期待できると思いましたね。狭いところでも恐れずパスを通しますし、シュートも積極的でますますジェラードそっくりだと思いました。
クレバリーはいい選手かもしれませんが、積極性という点ではシェルヴェイが上だ思うんで楽しみです

> ケリーファンさん

いつもコメントありがとうございます^^
イマイチどころか全然ダメでした!
多分今イタリアとやったら0-2くらいで完敗しそうです。
シェルヴィについては、サン・マリノは本当に本当の格下でしたから、今度はクロアチアやデンマークくらいの相手にどれくらい通用するか見たいですね!
自分もほんとジェラードの後継者候補筆頭は今は完全にシェルヴィだと思います。今後もこの調子で成長してほしいですね!

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