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コラム

リバプールにサイドアタッカーは必要か?

  • 2013.11.20 Wed 17:52
ようやく回りだした歯車とSASへの極度の依存。リバプールに今必要なのは何か、快勝の裏に潜むチームの問題点を暴き出す.




スコアとは裏腹な15分
 プレミアリーグ第11節、アーセナル戦の負けを払拭する見事な 勝利で単独2位に躍り出たリバプール。今シーズン初めてフルメンバーが揃ったこともあり、4-4-2の"新たな"布陣で低迷するフラムを圧倒してみせた。一見文句の付け所がない好ゲームに見えたが、しかしそこにはまだチームとしての完成度の低さや限界が見て取れた。分かりやすく数字を持ち出そう。リバプールがこの試合で放ったシュートは計32本に及ぶ。言い換えればこの数字は、大雑把に計算すれば「1本のシュートを打つのに3分かかる」という意味になる。これは手放しに賞賛できる数字だ。ところが、試合の75分以降だけをみるとシュートはわずか3本にまで減ってしまう。概算で「1本のシュートを打つのに5分かかる」ことになり、明らかにペースダウンしてしまったのだ。この15分間で何が起こったのだろうか。この数字の裏にはリバプールの現状が大きく映し出されているはずだ。

なぜリバプールの攻撃は止まったのか
 この75〜90分を取り出したのには訳がある。この試合2つ目の交代、「スタリッジがベンチに下がった」時間がこの75分だったのである。FWが1人減っただけでそんなにも変わってしまうものだろうか。それにはリバプールの攻撃スタイルが大きく関わっていた。今シーズンのリバプールは、降りてきたFWに楔のパスを入れる事が攻撃のスイッチになっている。受けたFWが前を向ければ速攻に、向けなければ上がってきた味方に散らして相手を押し込むのが基本的な攻め方だ。つまりこのスタイルにおいては「FWの数=攻撃スイッチの数」である。事実、スアレス復帰前5戦の1試合あたりのシュート数が12.6本なのに対し、スアレスが復帰し2トップを採用してからの6戦では18.8本と1.5倍に増えている。スタリッジの交代によって攻撃のスイッチが減り、スアレスにマークが集中したことでパスの出しどころがなくなった。それがリバプールの攻撃の停滞を招いたのだ。

理想の攻撃と必要な能力
 しかし、この先怪我や出場停止で満足に2人並べることができない試合も出てくるだろう。ではもしリバプールで4-2-3-1を起用した場合にどのような攻撃をするのが望ましいのか考えてみる。上述の通り、リバプールにおいて攻撃のスイッチは前線への縦パスだ。それを1トップにしか出せないのは効率が悪すぎるので、2列目の選手が積極的に動いてパスを引き出す動きが必要になる。特にサイドの選手が中に入ってターゲットになる動きが必要不可欠なはずだ。この時、パスを引き出す選手は基本的にはゴールを向いた状態ではパスは貰えない。だから相手DFのプレスを交わしてうまく前を向くボールスキルが必要であり、また他の選手の連動したサポートが重要になる。

戦術に噛み合わない選手層
 つまりリバプールで4-2-3-1をしようと思ったら、サイドアタッカーの居場所はない。暴論ではない。サイドアタッカーはドリブルで仕掛けてクロスを上げるか中に切れ込むのが基本なので、タッチライン際でボールを貰いたがるからだ。クロスを求められないリバプールではサイドにボールを回すのは遠回りでしかなく、中の選手とも絡みづらくなるためデメリットしかうまれないのである。だから代わりに2列目に置きたいのは、ボールスキルやフリーランの質が高い、スペインブランドに代表される今流行りの「クリエイティヴな2列目の選手」というやつだ。そして残念ながら今のリバプールにはそのタイプの選手はコウチーニョしかいない。モーゼスはまだ多少の柔軟性があるが、スターリング、アイブは正にサイドアタッカー。アルベルトは適しているがまだ全体として成長途上。万能に思われるヘンダーソンはボールと共に違いを生み出すタイプではなく、努力により磨かれた攻守のバランス感覚と運動量は本来3列目で活かすべきだ(ルーカスの代役を完璧以上にこなしたパレス戦は記憶に新しい)。

見えた補強ポイント
 2年目を迎えてチームのスタイルは確立されてきた。あとはより適したピースをはめ込むだけだ。つまり今冬、そして来夏の補強すべきポイントも自ずと導き出される。まず重要なのがそれなりに成熟した選手を2列目の即戦力として獲ってくること。現状2列目の選手が足りないのはもちろん、20代前半ばかりの2列目に経験値も補ってくれる存在が必要だ。また、アルベルトは一刻も早くローンに出し、トップリーグでの実践経験をできるだけ多く積ませて来季の戦力に数えられるようにしたい。逆に現在ローン中のスソは復帰が待たれる。上記の2列目に必要な要素はほぼすべて備えており、ローン先での活躍はイングランドまで届くほど。あとはプレミアの実践の中で試合に使えるレベルにするだけだ。

補強で見込まれる効果と展望
 これらを実行しうまく行けば4-2-3-1でも攻撃のスイッチが入りやすくなるのはもちろん、4-4-2においても、現状皆無な「パスを受けたFWと入り込んでくる両サイドの選手が絡んだ攻撃」ができるはずだ。それはひいては得点におけるSASへの依存の解消にもつながるだろう。だからまずは今冬に、ムヒタリアンやウィリアンをとり逃し余っているであろう予算で即戦力になり得る2列目の選手を獲得して欲しい。そう強く願うばかりだ。

Written by 皐月 @No8_is_No1

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カテゴリ:コラム

COMMENT

No title

初めて拝見させていただきました。
おっしゃっていることは理にかなっていると思います。
最初におっしゃっているラスト15分のペースダウンについてですが、もちろんスタリッジが下がったこともあるでしょうけど、個人的には4-0というスコアがそうさせたんだと思います。自分はあれだけの大差がついた試合ではペースダウンしていいと思うんですよね。90分フル稼働っていうよりは。それと、最後の方は相手にボールを渡さないパス回しして試合を終わらせにかかってたんでシュートまでいけなかったっていうのもあると思います。
長文、そして見苦しい文章失礼しました。

No title

コメントありがとうございます!
なるほど、確かに大量リードしていましたしペースダウンとも取れますね。ただ私には、プレーぶりを見る限り「やりたいのにできない」感じが凄まじかったです。また代わって入ったアレンやモーゼスにとっては自分をアピール貴重なチャンスだったはずです。なので「停滞」と解釈しました。
ほとんど更新しないですが、これからよろしくお願いします!

No title

>ムヒタリアンやウィリアンをとり逃し余っているであろう予算
これはサコにつぎ込んでしまったかと思います

No title

コメントありがとうございます!
サコーを取る前の段階ではまだトップレベルはアッガーとシュクルテルとトゥーレだけ。うちシュクルテルはまだ信用を取り戻していない段階であり、もう一人CBを取る事は決まっていたことだと考えられます。だからサコーの獲得は資金の範囲内と考えるのが妥当です。移籍期限が迫っていたことを考えると足元を見られて500万ポンドくらいは釣り上げられたかもしれません。
そして次に、ウィリアンの移籍金は3000万ポンド、ムヒタリアンは約2100万ポンドほどです。つまり2000万ポンド程度は前線の選手に投じる準備が出来ていたはずです。
まとめると、2000万ー500万で最低でも1500万は資金があると思います。また今季トップ4に入るためには多少の赤字も覚悟で資金を用意するでしょう。CLによる儲けやスアレスの退団など、トップ4に入れなかった時の損失の方が何倍も大きくなるからです。ですので冬の移籍市場で2000〜3000万クラスの大物を狙う可能性は多いにあると思いますよ。

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