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その他ニュース

胸に咲くポピーの花

  • 2014.11.11 Tue 20:46


プレミアリーグを見る皆さんなら一度は目にしたことがあるであろう、胸に着いたポピーの花。

国外の(日本の)ファンからすれば、シーズン中なんか赤いマークつけてる時あるよなーくらいの認識が大多数じゃないでしょうか。

けれどフットボールの本場イギリスにとってはとっても大切な時期なんです。

今日はプレミアリーグファンとして、少しイギリス文化に触れてみましょう、そんな感じでお送りします。




・戦没者追悼記念日(Remembrance Day)とRemembrance Sunday


戦没者追悼記念日は1918年11月11日に第一次世界大戦が休戦したことを記念した日です。

第一次大戦によってイギリスは90万人以上の犠牲者が出ました。

この11月11日の午前11時には、イギリス全土で2分間の黙祷をします。

そしてこの日に最も近い日曜日をRemembrance Sundayとし、追悼式典はこの日に行われます。


・ポピー(ひなげし)の花

ポピーの花は「フランダースの野に(原題:In Flanders Fields)」という詩によって、追悼記念日の象徴として親しまれるようになりました。

ポピーは、第一次世界大戦中のフランダースでいくつか最悪の戦場となった場所に咲きました。

ポピーの花の鮮明な赤色が戦争で流れた血のシンボルとなったんです。




・プレミア流の戦没者追悼記念日

このようにイギリスの人たちにとっては大切な日となっている、戦没者追悼記念日。

プレミアリーグの各クラブでは、記念日前の週末に各クラブで胸にポピーのマークを付けて試合に望むようになりました。

リバプールも毎年ポピーのマークを付けて試合を行い、そのユニフォームをオークションに寄付することで貢献をしています。

今年はthe Royal British Legionに寄付したようです。


今日は戦没者追悼記念日についてでした。

今まで赤いパッチに疑問を持っていた人もスッキリしたでしょうか?

それでは今日はこの辺で。

もっと詳しく知りたい人はこちら
赤いひなげしの花がシンボル  -英国の「リメンバランス・サンデー」とは? [小林恭子の英国メディア・ウオッチ]

[参考]
Reds to show respect with poppy shirts - liverpoolfc.com

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カテゴリ:その他ニュース

コラム

「運動量が足りない」って何?

  • 2014.11.03 Mon 15:28


プレミアリーグ第10節。セント・ジェームス・パークに乗り込んだリバプールがまたしても満足に攻撃できないまま脆弱な守備を突かれニューカッスルに敗れた。最近のリバプールはテレビの解説からネットのつぶやきまで「前線の運動量が足りない」と盛んに批判され、その攻撃の停滞感には多く悲嘆の声が上がっている。

けれども、ここで筆者はふと思った、「運動量が足りないとは何を指しているんだろう。」

「運動量が足りない」とは便利な言葉で、攻撃に閉塞感が漂っている時にそう言っておけばなんとなくポイントを突いて批判できている気になれる。しかし具体的にどこをどう改善すればいいのかがその言葉からは読み取れない。

そこで今回は「運動量」について考察したことをちょっと述べてみようと思う。

まずそもそも運動量の定義が曖昧だという問題がある。もちろん物理で出てくる運動量とは異なるし、サッカー用語としての適切な定義や対訳となる外国語もないので、つまりは日本でサッカーを語られる時に作られた造語だろう。ここを掘っても何も出てこないので、そこはよく動けてれば「運動量がある」、足が止まってれば「運動量がない」という言い回しを軸に良しとしよう。また今回は現在のリバプールに対する批判に合わせ、攻撃に関して述べられた場合を想定する。

それでだ、運動量が足りないという批判は、攻撃時の選手の出足の遅さや引いた相手を攻めあぐねている時の閉塞感を批判しているのだろうが、使用者は要は「動け!」と言いたい場合がほとんどだよねと。そりゃ選手の足が止まっているなら動けと言いたくなるのは分かるが、この批判には決定的に欠けている前提があると思うのだ。

ピッチ上の選手の動きは全てに意味が付される。FWが動けばマークのCBも動くし、CBが持ち場を離れればそこにはスペースができる。つまり選手は自分の動きにどんな意味があるのか、その影響がどうなるのかを考え、あるいは身体に染み込ませプレーしている。その判断の巧拙が試合の結果を左右し、時に見事な連携プレーを、時に失点につながる痛いミスを生み出す。

そう、動くためには「どう動くべきか」が判断できていなけりゃならない。この大前提が従来の「運動量が足りない」という言葉には全く意識されていないよねっていう。要するに、プレー中に足が止まっている選手がいた場合、それはつまり動かない(怠慢)のではなく、適切な動きがわからず動けない = 判断力が足りないということ。あるいは、身体能力やスキルが足らず選択肢自体が少ない場合。

ただ、身体能力やスキルが未熟で切れるカードが少ないならそれはもはや選手個々人の問題で、練習あるのみ。でも判断力が問題の場合は選手の問題ではないだろう。攻撃においてどう動くべきかが分からないのは、相手守備陣を崩す上で選手の取るべき行動が理解されていないことに他ならない。それはチームとして攻撃手法の方向性がないのか、あっても緻密さや汎用性に欠け対応できないのか。いずれにせよ監督の指導不足を意味している。足りない運動量を上げるのは、選手ではなく監督である。

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